第6節の『BEST of TOUGH SHOT Weekly TOP5 presented by G-SHOCK』が発表された。選出された5つの得点シーンを振り返る。

第5位 富樫勇樹(千葉vsA東京)
第4クォーター残り5分8点ビハインドの状況で、ディアンテ・ギャレットに押されても動じることなく、菊池祥平との1対1に持ち込む冨樫。スピードのミスマッチを作り出し、高速ドライブを警戒した菊池の重心が後ろにかかった瞬間を突き、素早いシュートモーションから沈めた3ポイントシュート。ビハインドを背負った状況が最も欲する、チームを鼓舞するビッグプレーだった。

第4位 金城茂之(滋賀vs琉球)
第4クォーター残り4分を切り、3点リードで迎えた大事な時間帯で金城が決めた技ありシュート。0度のコーナーからゴール下へ走り込み、ラモント・ハミルトンのパスを受けるも角度がない中、アンソニー・マクヘンリーを上手くスクリーンに使いマークを外す。それでも滋賀はデイビッド・ウィーバーが素早く寄せるも、それを嘲笑うかのようにフックシュート気味のフローターシュートで点差を広げた。

第3位 鹿野洵生(川崎vs三遠)
マイボールになった瞬間に自陣の端から全速力で駆け上がる鹿野。トップスピードでパスを受けると、通常は『左・右』のツーステップで踏み込んでレイアップにいくところを、篠山竜青のマークを確認し左足のワンステップだけで踏み込みタイミングを外す。さらに右手でレイアップにいくことで体の接触を誘い篠山のファールを獲得。3点プレーとなるバスケットカウントでチームを勢いづけた。

第2位 デイビッド・ウィーバー(滋賀vs琉球)
第2クォーター残り4秒、田中大地のジャンプシュートがリングに弾かれたボールに、ウィーバーが右手を伸ばす。後方に下がりながらハイポスト付近でオフェンスリバウンドを取ると、後ろに流れる厳しい体勢ながら冷静にフェイダウェイシュートを放つ。前半ラストプレーでの逆転ブザービーターで、連敗を5で止めるきっかけを作った。

第1位 岡田優介(大阪vs京都)
第3クォーター9点ビハインドで迎えた残り5秒。右コーナーからベースラインを駆け抜けた岡田は、左のローポストで待ち受けるケビン・コッツァーのスクリーンを使ってシュートチャンスを作ろうとするも、橋本尚明のマークを振り切れない。それでも左45度の位置でボールを受けると、右方向へ体が流れる不完全な体勢で迷うことなくシュートを選択。ブザービーターとなる3ポイントシュートを沈めた。