ウルブズは4年ぶりのプレーオフの舞台に
現地4月12日、NBAプレーイン・トーナメントが行われ、東カンファレンス7位のネッツと8位キャバリアーズが対戦した。
序盤からカイリー・アービングとケビン・デュラントが爆発した。アービングが5本すべてのフィールドゴールを成功させて11得点を挙げれば、デュラントも8得点6アシスト2ブロックとオールラウンドな活躍を見せ、ネッツが第1クォーターを40-20と圧倒した。
その後も勢いの止まらないアービングは12本連続でフィールドゴールを成功させ、34得点12アシストを記録し、デュラントも25得点11アシストを挙げた。ともにダブル・ダブルを達成した2人がゲームを支配し、最終スコア115-108でネッツが勝利した。
第7シードを獲得したネッツは東カンファレンス2位のセルティックスとプレーオフを戦い、敗れたキャブズはホークスvsホーネッツの勝者と、第8シードの座をかけて対戦する。
同日に行われたプレーイン・トーナメントもう1試合は、カール・アンソニー・タウンズのファウルトラブルをチームで乗り切ったティンバーウルブズがクリッパーズを109-104で下した。
前半を終えて53-51とわずかにウルブズがリードしたが、ポール・ジョージに第3クォーターだけで17得点を奪われ、6点のビハインドを背負って最終クォーターを迎えた。残り8分を切った場面でタウンズがファウルアウトしたが、ウルブズはここから反撃。ディフェンスを引き締めて失点を防ぐと、ディアンジェロ・ラッセルの3ポイントシュートやチームハイの30得点を挙げたアンソニー・エドワーズも連続でスコア。そしてエドワーズが豪快なダンクを叩き込み、約4分間で13-2と走って逆転した。
クリッパーズのタイロン・ルーヘッドコーチが「彼らはタウンズがいない時間帯のほうが良いプレーをしていた。ディフェンシブになり、正しいプレーをしていたと思う」と語ったように、その後もディフェンスが崩れなかったウルブズが一度も逆転されることなく逃げ切った。
エドワーズが30得点、ラッセルが29得点6アシストを記録し、11得点に留まったタウンズの穴を埋めた。4年ぶりのプレーオフ進出を決めたウルブズは第7シードを獲得し、2位グリズリーズと対戦することに。そして、敗れたクリッパーズは第8シードをかけて、ペリカンズvsスパーズの勝者と対戦する。