アデトクンボには得点王の可能性も「関心がない」
現地4月7日に行われたセルティックスvsバックスの一戦は、第4クォーター終盤に堅いチームディフェンスで得点を許さなかったバックスが127-121で勝利した。その結果、東カンファレンス2位に浮上している。
バックスはヤニス・アデトクンボが29得点11リバウンド5アシスト、ドリュー・ホリデーが29得点8リバウンド8アシスト、クリス・ミドルトンが22得点8リバウンド9アシスト、ボビー・ポーティスがベンチから17得点7リバウンドで勝利に貢献した。
バックスは、118-121で迎えた第4クォーター残り2分27秒からセルティックスを無得点に抑え、9-0のランで一気に勝負を決めた。ミドルトンは「もっと早く、あるいは試合終盤前にディフェンスが機能すればなおさらいいけど、いずれにしても相手を止められた」とコメントし、「試合展開に関係なく、チームとしての戦い方は良いと思う」と続けた。
アデトクンボは勝利をたぐり寄せた守備について「相手の前に立ちはだかって、タフなシュートを打たせないといけない」と話した。「プライドを持って相手と対峙しないといけない。ウチは僕、クリス、ドリュー、ウェス(マシューズ)、それにボビーらでラインナップを構成していて、スイッチできて、相手に選択を迫ることができる」
80試合を終えてリーグ3位の平均29.9得点を記録しているアデトクンボには、残り2試合で得点王になるチャンスもある。個人賞について聞かれたアデトクンボは、すぐに首を横に振り「考えていない」と答えた。
「考えてしまうと、プレーの妨げになってしまう。適切ではないことに意識を向けてしまうと、自分のポテンシャルをフルに発揮できない。僕はそう信じている。僕はバスケットボールが大好きで、可能な限りベストな選手になりたいと切に願っている。これまでに何度も示してきたように、得点王、MVPには関心がない。最高の選手になる過程でついてくるものなら受け入れるけど、得点王や、過去に誰が何を成し遂げたのか云々について考えてしまうと、心から自分が成し遂げたいと思う目標から遠ざかってしまう」
「たくさんの人が得点王争いに関心を持っている。チームメートも、おそらく兄弟も注目しているだろうけど、僕はソーシャルメディアを見ないようにしている。自分の妨げになるようなものは見ないようにしている。僕が常に考えているのは、明日の試合でどうすればより良い形でジャンプシュートを打てるか、チームメートの役に立てるか、より強くプレーできるか、より爆発力のあるプレーができるか、より試合を楽しめるか、よりアンセルフィッシュな選手になれるか、チームと自分にとって良い判断を下せるか、そういうこと。得点王やMVPについては気にならない」