マブスは3シーズン連続でのプレーオフ進出が確定
現地3月30日、クリーブランドで行われたキャバリアーズvsマーベリックスの一戦は、87-87で迎えた第3クォーター中盤から13-2のランで突き放したマブスが120-112で勝利した。マブスはこの勝利により、プレーオフ進出を確定させた。
第3クォーター残り約5分まではリードチェンジ10回と一進一退の戦いとなったが、レジー・ブロックのスティールから生まれた速攻でルカ・ドンチッチがダンクを決めると、続くディフェンスでもマキシ・クレーバーがルーズボールに飛び込んで奪ったポゼッションでドリアン・フィニー・スミスがアリウープを決めたマブスが勢いに乗った。スミスはその後も連続で3ポイントシュートを沈め、ドンチッチもケビン・ラブからバスケット・カウントを奪って3点プレーを決めたマブスが13-2のランでリードを広げた。
100-89で迎えた最終クォーターにはキャブズのラマー・スティーブンズとキャリス・ルバートの2人に計19得点を与えたものの、マブスもジェイレン・ブランソンとスミスを中心に得点を重ねてリードを守り、120-112で勝利した。
マブスはドンチッチが35得点13アシストのダブル・ダブルに加えて9リバウンド1スティール2ブロックを記録し、スミスはキャリアハイの28得点をマークしてチームを引っ張った。
素晴らしいパフォーマンスでチームを勝利に導いたドンチッチに対し、マブスの指揮官ジェイソン・キッドは「彼はいつパスをして、いつアタックすべきかを知っている。それにルカはボールを持つとダブルチームで対応されるけど、彼はチームメートがプレーを決めてくれると信じている」と称えた。
また、キャブズの指揮官J.B.ビッカースタッフも「彼は適切なリズムでプレーして、素晴らしい仕事をしている。それに今夜は周りがしっかりシュートを決めていた。ルカはチームメートを見つけだして、ゲームをセットして素晴らしかった。彼はボールを持った魔法使いだ」と対戦相手ながらドンチッチを称えた。
敗れたキャブズは、ジャレット・アレンが指の骨折で無期限離脱して以降の11試合で、平均16.2得点、8.6リバウンドを記録してチームに貢献していたルーキーのエバン・モーブリーが右足首の捻挫で欠場し、次の2試合(ホークス戦、ニックス戦)も欠場することが決まっていて、苦しいチーム状況となっている。
それでも、この試合ではルバートが32得点6リバウンド3アシスト、ダリアス・ガーランドが25得点10アシストのダブル・ダブルと5リバウンド4スティールを記録。他にも3選手が2桁得点をマークして応戦した。
キャブズは現在東カンファレンス7位に位置し、プレーイン・トーナメントを回避できる6位のラプターズとのゲーム差は2になった。直近5試合で1勝4敗と苦しい状況が続く上に、レギュラーシーズン残り6試合ではセブンティシクサーズ、ネッツ、バックスなど強豪との戦いを控えている。キャブズがこの試練をどう乗り越えるか注目だ。