セミクォーターファイナル、クォーターファイナルは負けたら終わりの1発勝負
3月27日にレギュラーシーズン全日程を終えたWリーグは、4月2日からいよいよプレーオフが開幕する。
Wリーグは、4月2日のセミクォーターファイナル、4月3日のクォーターファイナルに向けて、リモート会見を実施した。セミクォーターファイナルにはレギュラーシーズンの5位〜8位チームが出場。富士通レッドウェーブ(5位)vs日立ハイテククーガーズ(8位)、シャンソン化粧品シャンソンVマジック(6位)vs三菱電機コアラーズ(7位)が、1戦先勝方式で行われる。この勝者2チームが翌3日のクォーターファイナルへ駒を進める。
富士通の町田瑠唯は17勝3敗で終えたレギュラーシーズンについて「今シーズンは新しい選手が結構入ってきてくれて、富士通のバスケットに慣れるまで少し時間がかかったように感じました。逆に2年目、3年目の選手たちの試合経験が増えて成長していると感じてきていて、選手層が厚くなってきたかなと思います」と振り返る。
そして、対戦する日立ハイテクを「インサイドが強いチームで、アウトサイドが当たってくると怖い」と語り、中でも「谷村(里佳)選手からインサイドで得点に繋がったり、プレーが作られているので、そこをしっかり止めにいきたい」と言うと、こう意気込みを語った。「セミクォーターファイナルは一発勝負なので、出だしから富士通らしいバスケをして勝ち進んでいきたいです」
一方、日立ハイテクの谷村は富士通について「たくさんの選手がオールラウンダーとしてプレーしている印象で、展開が速いバスケと3ポイントシュートが多いチーム」と語る。「私たちは一戦一戦、目の前の試合を戦って、目標のベスト4を達成するために、初戦から今まで練習してきたことをしっかりとコートで表現できるようにしたい」と意気込んだ。
そして、3日のクォーターファイナルから登場するのがレギュラーシーズン3位のデンソーアイリスと4位のトヨタ紡織サンシャインラビッツだ。ともに対戦相手は決まっていないが、デンソーの稲井桃子が「どっちのチームが来てもいいようにしっかり準備したい」と言うと、トヨタ紡織の坂本美樹も「どっちが来ても自分たちがやるべきバスケットは変わらない」と続けた。
クォーターファイナルを勝ち抜いた2チームが、ENEOSサンフラワーズとトヨタ自動車アンテロープスが待つ、セミファイナルへ進出する。
セミクォーターファイナル 4月2日@トッケイセキュリティ平塚総合体育館(1戦先勝)
13:00 富士通(5位)vs 日立ハイテク(8位)
15:30 シャンソン(6位)vs 三菱電機(7位)
クォーターファイナル 4月3日@トッケイセキュリティ平塚総合体育館(1戦先勝)
13:00 トヨタ紡織(4位)vs セミクォーターファイナル 富士通・日立ハイテクの勝者
15:30 デンソー(3位)vs セミクォーターファイナル シャンソン・三菱電機の勝者