昨シーズンはNBL優勝に貢献
バスケ日本代表として東京オリンピックに出場した馬場雄大は先日、自身のSNSでNBLのメルボルン・ユナイテッドでプレーすることを発表した。
馬場は筑波大学でインカレ3連覇を達成した後、アルバルク東京に加入しBリーグ連覇を達成。その後、舞台を海外に移し、サマーリーグを経て2019-20シーズンはGリーグのテキサス・レジェンズと契約し41試合に出場した。昨シーズンはNBLのメルボルン・ユナイテッドでプレーし、30試合に出場して平均プレータイム20.1分で8.0得点、2.3リバウンド、1.2アシストを記録して、シックスマンとして活躍。優勝決定シリーズである3戦先勝方式の『グランドファイナル』第3戦では23分43秒のプレータイムで11得点2リバウンド1アシストを記録して、チームのリーグ制覇に大きく貢献した。
今シーズンは再び舞台をGリーグに戻し、テキサス・レジェンズと契約。8試合に出場し平均12.5得点、5.5リバウンドを記録していたが、年末に新型コロナウイルスの陽性判定を受けてチームから離脱して以降は試合に出場していなかった。
馬場は自身のTwitterで「今回シーズンの途中ではありますが、NBLのメルボルン・ユナイテッドに戻る事になりました! シーズン途中でありながら、チームに戻らせてくれたチームには本当に感謝です。2連覇の為に全力で頑張ります!!」と発表している。
メルボルン・ユナイテッドの指揮官ディーン・ヴィッカーマンは「彼は本当にプレーの幅を広げたと思う」と、昨シーズン終了後に東京オリンピックやGリーグを経験した馬場の成長を語った。「彼はトランジションプレーやディフェンスを強化してくれるはずだ。リーグの他のチームを見るとエリートガードが何人もいるから、レベルの高いディフェンスが必要なんだ」
プレー面での期待を語ったヴィッカーマンは、「彼はそのプレーの速さからファンの間で人気がある。馬場のプレーには、ゲームに対する絶対的な礼儀と敬意がある」と続けている。
クラブによると健康診断とビザの承認が得られれば、馬場は今週中にはオーストラリアに渡航する予定だという。メルボルン・ユナイテッドは今シーズンもここまで15勝5敗でリーグ首位を走っている。馬場はシーズン途中での参加ではあるが、昨シーズン以上のプレーを見せてチームのリーグ優勝に貢献してくれるはずだ。