ヤニス・アデトクンボ

第1クォーター残り3分半で13-0のランを決める

現地3月22日に行われたバックスvsブルズの一戦は、先発全員を含む計7選手が2桁得点を挙げたバックスがすべてのクォーターを上回り、126-98で勝利した。

クリス・ミドルトンが右手首の痛みにより欠場したものの、第1クォーター途中からバックスが主導権を握った。立ち上がりこそ拮抗したが、20-20で迎えた残り3分半から試合が動き出す。デマー・デローザンのペイントアタックに対してダブルチームで対応してタフショットを打たせたバックスは第1クォーターのリバウンドを14-4と圧倒。ハードな守備からリズムをつかんだバックスが残り3分半から第1クォーター終了まで13-0のランを決めて、33-20とリードを奪った。その後もバックスはヤニス・アデトクンボやドリュー・ホリデーを中心にゲームを展開してブルズを寄せ付けずに、126-98での快勝を収めた。

バックスはホリデーがゲームハイの27得点と7アシスト、そしてターンオーバー0を記録し、アデトクンボが25得点17リバウンド5アシスト1スティール3ブロックを記録。昨年末に腰の手術を受けた影響で長らく欠場していたブルック・ロペスが、復帰4試合目にして初めて先発を務め、10得点6リバウンド2アシスト2ブロックで勝利に貢献した。

試合後、アデトクンボは「ドリューはアグレッシブだったし、良い判断をしてみんなを巻き込んでくれた。ザック(ラビーン)のことも抑えてくれた」と、攻守に渡ってチームを牽引したホリデーを称えた。

「今日はみんなが自分の仕事をしていた。クリスがプレーできないことは分かっていた。ウチにとってクリスの存在は大きいけど、彼が出られなくても僕たちは素晴らしいチームなんだ」

バックスはこれで直近10試合を8勝2敗とし、東カンファレンス首位のヒートとは2ゲーム差となっている。一方のブルズは直近10試合で3勝7敗と3月は苦しい状況が続いた。デローザンは「そろそろこの状態に飽きた。スイッチを入れなきゃいけないし、今こそこの状況を変える時だ」とコメントした。