カール・アンソニー・タウンズ

『精神的支柱』パトリック・べバリーの退場後も崩れずバックスを圧倒

現地3月19日に行われたバックスvsティンバーウルブズの一戦は、カール・アンソニー・タウンズが25得点11リバウンド5アシスト、アンソニー・エドワーズが25得点、ディアンジェロ・ラッセルが16得点9アシストを記録し、ウルブズが138-119で勝利した。

第1クォーターに小競り合いの原因を作ったパトリック・べバリーとジョージ・ヒルが退場処分を科されるなどいきなり荒れた展開になったが、3月は1敗しか喫していないウルブズが慌てることはなかった。第3クォーターには14本中9本の3ポイントシュートを成功させてリードを広げ、一時は24点差(106-82)をつけるなど、ディフェンディング王者バックスを圧倒したウルブズが4連勝を記録。これでウルブズは直近11試合で10勝と絶好調で、西カンファレンス5位のナゲッツに0.5ゲーム差に迫っている。

長年下位チームに甘んじていたウルブズに喝を入れ、自信をもたらしたのは、今シーズンからチームでプレーしているベテランのべバリーだと、ナズ・リードは言う。「パットがこのチームに根性、ハングリー精神、自信をもたらしてくれた」

『べバリー効果』により自信を手にしたタウンズは「コートに立ったら、どの試合にも勝てると思ってやっている」と得意げに語った。「簡単な話さ。言い訳なんて存在しない。どのチームが相手でも負けるなんて思っていない。誰が相手でも勝てると思っている。会場入りした時点で、もう勝てると思っている。やるべきことをやれば、勝利は約束されたようなものだから」

ヘッドコーチのクリス・フィンチは、べバリーの退場処分後も落ち着きを保ったチームを称えた。「選手たちは上手に対応したと思う。事態を悪化させることもなかった。集中力も保てていたし、しっかりしたプレーができていた」

勢いに乗るウルブズは、次戦からの3試合でマーベリックスとのホーム&ロード、そして西カンファレンス首位のサンズと対戦する。上位勢を相手にバックス戦と同様のパフォーマンスを発揮して金星を挙げられるか注目だ。