アンソニー・エドワーズ

「今のチームは負けてばかりいた昔のティンバーウルブズとは違う」

ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズは、2020年のNBAドラフト全体1位指名に相応しい実力を1年目から見せている。

2年目の今シーズンも61試合に出場して平均21.0得点、4.7リバウンド、3.7アシスト、1.5スティールを記録し、ウルブズの主力というポジションを勝ち取った。現地3月16日に行われたレイカーズ戦でも、エドワーズは11本中6本の3ポイントシュートを含む27得点に加えて6リバウンド4アシスト2スティールを記録し、124-104での勝利に貢献した。

以前「5年後にはリーグの顔になりたい」と発言するなど『ビッグマウス』という印象を持たれているエドワーズだが、レイカーズ戦ではマッチアップしたレブロン・ジェームズを19得点(フィールドゴール21本中8本成功)に抑えるなど結果も残している。

レイカーズ戦後の会見では「(レブロンを抑えられたのは)ラッキーだった」と謙遜しつつ、「自信がある」と饒舌だった。エドワーズは、歴代最高の選手、いわゆる『GOAT』と呼ばれる括りに含まれる選手との対戦で気後れするタイプではない。むしろ、燃えると語った。

「GOATというカテゴリーに含まれる選手と対戦する時には向かっていく。パスしないし、点を取りに行く。そういう気持ちでプレーしているんだ。レブロン、ケビン・デュラント、GOATと呼ばれる選手との対戦では、向かって行く」

今シーズンのウルブズは41勝30敗で西カンファレンス7位につけ、プレーオフにストレートインできるトップ6も狙える位置にいる。エドワーズは「今のチームは負けてばかりいた昔のティンバーウルブズとは違う」ともコメントした。

「最後に大きな結果を残したのは03-04シーズン(カンファレンスファイナル進出)と聞いているし、僕は当時3歳だった。今のチームは、その時以降に自信を失ったチームとは違う。僕は選手としてとても自信があって、それをチームメートにももたらしている自負がある。パット(パトリック・べバリー)も自分に自信がある選手で、同じようにチームメートに自信を与えている」

ウルブズは、現地19日にディフェンディング王者のバックスと対戦する。きっとエドワーズは、ここ2シーズン続けてシーズンMVPに輝いたヤニス・アデトクンボとのマッチアップでも物怖じせず、果敢に挑むはずだ。