幸いにも構造的なダメージはなく、重症化は免れる
現地3月16日のセルティックス戦で、ウォリアーズのステフィン・カリーが左足を負傷した。
カリーは第2クォーター残り約4分、ルーズボールを取りに行こうとした際に、同じく身体を張って飛び込んできたマーカス・スマートと衝突して左足を負傷した。その直後には立ち上がって走ろうとしたカリーだったが、プレーを続けることはできず、ロッカールームへと下がった。
その後、カリーはMRI検査を受け、左足靭帯の損傷が発覚。幸い、構造的なダメージはなく、重症化は免れたと『ESPN』が報じている。また、4月16日に開幕するプレーオフには復帰できる見込みがあるとも報じたが、今後、専門家にさらに詳しく診察を受けるとも言われている。
ウォリアーズの指揮官スティーブ・カーは、スマートのプレーを『汚いプレー』とは言わなかったが、「危険なプレーだった。マーカスがステフの膝に飛び込んだかと思った」と試合後に語った。「私はそのことに腹を立てた。マーカスのことは、とても尊敬している。彼は素晴らしいプレーヤーだし、数年前のワールドカップで携わったこともある。ただ、あれは危険なプレーだと思ったから、マーカスにそのことを伝えた」
今シーズンのウォリアーズはクレイ・トンプソンが年明けまで欠場し、ドレイモンド・グリーンも年明けから椎間板の負傷により欠場していた。そのため、カリー、トンプソン、グリーンの3人が揃ったのは、トンプソンが左膝を痛めた2019年のNBAファイナル第6戦以来だった。しかし、3人が揃ってからわずか2試合で、今度はカリーが戦線離脱に。『王朝復活』を目指す彼らがプレーオフを万全な状態で迎えることができるか。カリーがケガから無事に復帰できることを願うばかりだ。