3年目に11.9得点、2.3ブロックを記録した逸材
マジックは前十字靭帯断裂からの復帰を目指すジョナサン・アイザックが今シーズンの残り試合を欠場することを発表。これで2年連続でシーズンを全休することとなった。
アイザックはロンゾ・ボールやジェイソン・テイタムらと同じドラフト2017年組で、マジックに全体6位で指名された。ルーキーシーズンからディフェンスの役割を中心に任せられた珍しいタイプだが、長いウイングスパンと抜群の跳躍力を生かしたディフェンスはマジックの堅守を支える大事な武器となり、3年目の2019-20シーズンには平均11.9得点、6.8リバウンド、2.3ブロックを記録した。
しかし、左ひざ前十字靭帯断裂の大ケガを負い、翌シーズンを全休。そして、今シーズン中の復帰を目指しリハビリを続けていたが、クラブは彼の欠場を決定。復帰は来シーズン以降に持ち越された。
マジックは現在18勝52敗で東カンファレンス最下位。すでにプレーイン・トーナメント進出の可能性も断たれているため、クラブが彼の復帰を急がないのは当然だ。アーロン・ゴードン、エバン・フォーニエ、ニコラ・ブーチェビッチを放出して迎えた再建シーズンは失敗に終わったものの、今年のドラフト8位指名のフランツ・ワグナーがルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙えるほどの活躍を見せ、復帰したマーケル・フルツがまずまずのパフォーマンスを見せていることは明るいニュースだ。
2017年以降のドラフト1巡目指名選手を多く擁するマジックにとって、アイザックが復帰予定の来シーズンこそが勝負の年となる。