千葉ジェッツ

攻守が噛み合った千葉が前半で19点のリードを奪う

千葉ジェッツvs宇都宮ブレックスの水曜ナイトゲームは、宇都宮のお株を奪う堅守を披露し、オフェンスのバランスの良さも目立った千葉が勝利した。

宇都宮は新型コロナウイルス感染症の陽性者との接触があり、濃厚接触者の疑いがあるため鵤誠司が欠場した。試合は序盤から動く。スイッチする宇都宮に対し、スピードのミスマッチを突いた原修太がドライブで先制点を挙げると、富樫勇樹の崩しからノーマークを作っての原の3ポイントシュート、ジョン・ムーニーのセカンドチャンスポイントが決まり、開始2分足らずで7-0と先行した。

宇都宮はタイムアウトを取り立て直しを図るが、タイムアウト明けの攻撃でアイザック・フォトゥがムービングスクリーンをコールされてしまう。そして、直後のポゼッションでムーニーに3点プレーとなるバスケット・カウントを食らい、いきなり10点のビハインドを背負った。その後ジョシュ・スコットのインサイドプレーで落ち着きを取り戻したものの、点差を詰められず18-28で第1クォーターを終えた。

第2クォーターに入り、宇都宮は喜多川修平の3ポイントシュートやフリースローで繋ぎ、ここまで原の好ディフェンスの前に無失点に抑えられていた比江島慎の3ポイントシュートが決まり、開始4分半で6点差まで詰め寄った。

しかし、ここから再び千葉の時間帯が訪れる。ムーニーやギャビン・エドワーズのインサイドプレーで確実に得点しリードを2桁に乗せると、崩し切れない場面で、富樫がプルアップの3ポイントシュートを高確率で沈めるなど、個人で打開したことで点差を広げた。そして、1対1で抜かれず、ボールへの反応も鋭いディフェンスで宇都宮に起点を作らせず、約5分強をわずか3失点に抑え、前半を50-31で終えた。

後半に入っても千葉のディフェンスの強度は落ちなかった。そして、連続得点を許してもフリースローで繋ぐなど、宇都宮の時間帯をほぼ作らせず、要所を締めた千葉がセーフティーリードを保ち続けた。