ジャ・モラント

「チームメートのおかげで楽にプレーさせてもらえている」

現地3月5日に行われたマジックvsグリズリーズの一戦は、第2クォーターから守備を意識し始めたグリズリーズが124-96で勝利した。

第1クォーターを31-29で終えたグリズリーズは、気持ちを切り替えてチームディフェンスを改善させた。その結果、第2クォーターのマジックをわずか16点に抑えてリードを2桁に広げ、後半も試合のペースを落とさずに勝ち切った。

グリズリーズはジャ・モラントが25得点4リバウンド7アシスト、デズモンド・ベインが6本中3本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール15本中10本の24得点で勝利に貢献した。同日にウォリアーズがレイカーズに敗れたため、グリズリーズが順位を一つ上げて西カンファレンス2位に浮上している。

絶好調のモラントは「ゾーンに入っている」と現在の調子について語った。「チームメートのおかげで楽にプレーさせてもらえている。ウチの選手は得点に関してもハイレベルだから、対戦相手も彼らを意識しないといけないしね。そのおかげで自分のスポットが取れるし、得点、アシストでチームに貢献できる」

勝因となったチームディフェンスについても「チームとして守備に集中した。コーチがタイムアウトを要求して、『少しソフトにプレーしてしまっている』と指摘されて、それで気持ちを切り替えた。おかげで守備に費やしたエネルギーをオフェンスに転化させることができたよ。ランを決めて、リードを広げてハーフタイムを迎えられた」と振り返った。

グリズリーズは、東の最下位に沈むマジックとの試合に続いて、明日は西の最下位に低迷するロケッツと対戦する。現在の状態を考えれば勝利が固い相手だが、モラントは「簡単じゃない」と気を引き締め直した。「彼らはNBAチームで、NBA選手が相手なんだ。得点力に秀でる選手もいる。だから、リーグベストのチームと対戦する気持ちで、集中してプレーしないといけない」