髙田真希

ひまわり「マリーナのチームとやれるならばそれは楽しみ」

Wリーグはレギュラーシーズン終盤の3月に入り、強豪同士の直接対決が多く組まれている。前節終了時点で1敗同士のデンソーアイリスとトヨタ自動車アンテロープスが対戦。ともにシュートタッチが悪くゴール下でのシュートを決めきれず我慢比べの展開となる中、最後までディフェンスの強度が落ちなかったデンソーが69-64で競り勝った。

3月のデンソーは今日もトヨタ自動車と対戦。さらに翌週はENEOSサンフラワーズ、再来週は富士通レッドウェーブと上位チームとの連戦となる。だからこそ、髙田真希は言う。「トヨタ、ENEOS、富士通と続いていく試合の一つ目を勝つことができて良かったです。昨シーズンのチャンピオンに勝ちきれたのは、みんなにとって自信になったと思います」

そして、ともにフィールドゴール成功率が30%の我慢比べに勝てた要因をこう見ている。「点差も開かずに均衡した中でも追いかける展開でしたが、ディフェンスが崩れたところで立て直して踏ん張り、オフェンスにリズムが生まれました。苦しい時間帯でしっかり修正できたのは良かったと思います」

この試合の前々日、女子ワールドカップ2022の抽選会という注目のイベントがあり、日本はグループBと、デンソーの指揮官マリーナ・マルコヴィッチが率いるセルビアと同組となった。

「セルビアと一緒のグループはちょっと楽しみです。オリンピックの時に戦えるかと思っていましたが、戦えませんでした。どこと戦いたいと言ったら、できればどことも戦いたくないですけど、マリーナのチームとやれるならばそれは楽しみです」

このように赤穂ひまわりは語り、髙田も続ける。「どのグループに入ってもタフな戦いになります。グループリーグでまず5試合、最後まで行けば10日間で8試合とかなりタフな戦いとなります。その中で皆さんもたぶん注目されていると思いますが、セルビアと当たります。まず、Wリーグで日本一を取ってそこから集中していきたいです。マリーナがこうやって日本に来て私たちのチームで指導してくださっていながらも、現役のナショナルチームのヘッドコーチとして対戦するのは自分にとっても楽しみです」

赤穂ひまわり

マリーナ「デンソーとしては若い選手を成長させて日本のために貢献したい」

2人ともセルビア、というよりマリーナと戦えることを好意的にとらえているが、一方で彼女と今はこの話題について話しをすることはない。なぜなら、今は他に優先すべきことがあるからだ。髙田は言う。「マリーナはリーグでしっかり勝つことをすごく自分たちに求めています。そこはプロフェッショナルとして集中する気持ちが感じとれます。私もそうですけど、まずはWリーグでしっかり結果を残したいです」

そして、マリーナは今、自身が為すべきことを「ワールドカップで日本とセルビアは対戦しますが、デンソーとしては若い選手を成長させて日本のために貢献したいと思っています」と語る。

3人にとって、ワールドカップでの日本vsセルビア戦をより楽しむためにも必要なことは共通していて、デンソーでWリーグ制覇を達成することだ。その目標達成に向け、大事な試合が続く3月だが、まずは幸先の良いスタートをきっている。