ハーデンが加入して以降、3戦全勝中のシクサーズ
現地3月2日、セブンティシクサーズはニックスと対戦して、123-108で勝利し、連勝を4に伸ばした。
このニックス戦は、フィラデルフィアにあるウェルズ・ファーゴ・センターで行われ、ジェームズ・ハーデンにとってはシクサーズでのホームデビュー戦となった。
前半はハーデンが19得点を挙げる活躍でオフェンスを牽引したが、RJ・バレットとジュリアス・ランドルの2人に35得点を許したこともあり、55-62とシクサーズが追いかける展開となった。しかし、後半になるとシクサーズが逆転に成功する。ジョエル・エンビードがバスケット・カウントに3ポイントシュートと連続6得点を固めて、開始1分で61-62と1点差に詰め寄る。それでも、バレットの3ポイントシュートなどを止めることができずに、1ポゼッションを追いかける時間が続くが、第3クォーター中盤に再びエンビードの3ポイントシュートで72-73と1点差に迫ると、ハーデンがドライブでファウルを誘って得たフリースローを2本とも決めて74-73とついに逆転。その後も、ハーデン、エンビード、タイリース・マクシーを中心に試合を展開したシクサーズが、123-108で勝利した。
シクサーズはエンビードが3ポイントシュート4本中2本成功を含む27得点12リバウンド4アシストを記録し、ハーデンが26得点9リバウンド9アシスト、マクシーが25得点を挙げて勝利に貢献した。
シクサーズに加わってまだ3試合目とはいえ、エンビードとの最強デュオぶりを発揮しているハーデンをフィラデルフィアのファンは大歓声で迎えた。ハーデンは試合後に「ファンからの愛はまるで家族のようだよ。みんなからのサポートと愛を受けて、『We love you, James』と言われているみたい。そう思うと、もっと一生懸命プレーしたくなるし、勝つために必要なことは何でもしたかった」と振り返った。
ハーデンはシクサーズでの3試合で平均27.3得点、12.3アシスト、9.0リバウンドを記録し、チームも3戦全勝と良い雰囲気にある。ハーデンはシクサーズでのプレーについて「どこにいてもフィットできている感じがする」と手応えを語った。「僕にできることを考えて、チームにフィットするためにベストを尽くす。すべての面で『最高のジェームズ・ハーデン』でいられるようにしていくよ」
ハーデンがこう語れば、相棒のエンビードも「僕たちはみんながフィットしている」と語った。これで38勝23敗となったシクサーズは、東カンファレンス2位のブルズまで0.5ゲーム差に迫っている。