ケンバ・ウォーカー

「ケンバの決断を我々は全面的に支持する」

41勝31敗と7年ぶりの勝ち越しに成功し、同じく7年ぶりにプレーオフ進出と昨シーズンのニックスは躍進を果たした。さらなる飛躍を狙い、ケンバ・ウォーカーとエバン・フォーニエを加える大型補強に成功したものの、25勝34敗でオールスターブレイクを迎えた。

指揮官のトム・シボドーは膝が万全ではないケンバを戦力外とする決断を下したものの、ケガ人が続出した状況を受けてケンバを戻した。それでも、ジュリアス・ランドルのプレーが安定しない影響もあり、チームの調子は一向に上がらず、プレーオフどころかプレーイン・トーナメント圏外にいるのが現状だ。そんな中、ニックスはケンバが今シーズンの残り試合を全休する旨の声明を出した。

「今シーズンの残り試合を全休し、来シーズンの準備にこの時間を使うというケンバの決断を我々は全面的に支持する。彼のコート上での長期的な成功が我々の優先事項であることに変わりはない」

今シーズンのケンバはここまで37試合に出場し、平均25.6分のプレータイムで11.6得点、3.0リバウンド、3.5アシストを記録しているが、これらはすべてキャリアワーストの数字だ。来シーズンに向けてワークアウトを続けるというケンバは元オールスターの輝きを取り戻せるか。

なお、ニックスは足首の手術を受けて約2カ月間欠場しているデリック・ローズを間もなく復帰させる見込みだ。開幕から26試合に出場し12.0得点、4.0アシストを記録していたローズの復帰は巻き返しのきっかけになるに違いない。