ゴードン「僕はただ、彼のプレーをやりやすくしてあげたいんだ」
現地1月28日に行われたペリカンズvsナゲッツの一戦はニコラ・ヨキッチがトリプル・ダブル(29得点13リバウンド10アシスト)の活躍でチームを牽引したナゲッツが116-105で勝利した。
好調を維持するヨキッチは今回の試合で1月のトリプル・ダブル回数が6に到達し、自身が持つ月間トリプル・ダブル数で最多タイとなった。ヨキッチのようにセンターで月に6回以上のトリプル・ダブルを達成しているのはウィルト・チェンバレンのみ。キャリア通算では69回目となり、レジェンドと並ぶ歴代6位の記録にあと9回と迫っている。
ヨキッチは第3クォーターに3本の3ポイントシュートを成功させるなど、後半に22得点を固めた。3チーム間トレードでチームに加入したブリン・フォーブスは大事な時間帯にパフォーマンスレベルを上げ、チームを勝利に導いたヨキッチに対し、「彼は望んだ時に試合を支配することができる。彼がしたことはそういうことさ」と語った。また、アーロン・ゴードンも称賛の声を惜しまず「3ポイントシュートが入っている時の彼を止めることはできない」と話し、「MVPがMVPのことをやっているだけ」とそれが通常運転であると語った。
ゴードンが言うように、今シーズンのヨキッチはここまで平均26.2得点、13.8リバウンド、7.7アシストと、MVPを受賞した昨シーズンとほぼ同等の数字を残している。そして、ゴードンはあらためてヨキッチが持つ万能性がどれだけ偉大かを説明しつつ、「彼とプレーするのが大好きなんだ」と語った。「コートビジョンやパス能力、試合への情熱。彼が持つそういった能力は本当に素晴らしい。彼は正しい方法でプレーし、正しい読みをする。アンセルフィッシュで信じられないようなバスケ選手。彼のような選手と一緒にプレーするのは楽しいし、試合も楽しいものになるんだ」
ジャマール・マレーを欠き、シーズン途中にマイケル・ポーターJr.とPJ・ドジアーも戦線を離脱したが、チームは西の6位と健闘を続けている。それは大黒柱であるヨキッチの活躍によるものが大きく、彼の負担をいかに減らすことができるかで今後の成績も変わってくる。ゴードンは言う。「僕はただ、彼のプレーをやりやすくしてあげたいんだ。彼が僕の背中を押してくれて、僕も彼の背中を押すような関係性になれたらいいね」