クリス・ポール

あと1勝でオールスターブレーク前の時点での西カンファレンス首位が確定

現地1月28日に行われたティンバーウルブズvsサンズの一戦は、シーズンハイとなる20本(39本中)の3ポイントシュートを成功させたサンズが134-124で勝利した。

前半だけで19本中10本の3ポイントシュートをマークしたサンズは、デビン・ブッカーが前半だけで20得点、クリス・ポールも15得点9アシストを記録してチームを牽引した。74-66で後半を迎えたサンズは、第3クォーター終盤までにリードを12点(100-88)に広げたが、ウルブズのアンソニー・エドワーズに同クォーター終了間際にスティールからフローターをねじ込まれ、この勢いのまま第4クォーター開始から点の取り合いとなった。

それでも、サンズは司令塔のポールが巧みに試合をコントロールする。一時は3点差(107-104)まで詰められたものの、サンズはそこから4本の3ポイントシュートを決めてウルブズを引き離し、9連勝を達成している。ポールが今シーズン2回目のトリプル・ダブル(21得点10リバウンド14アシスト)、ブッカーが29得点9アシスト、キャメロン・ジョンソンが23得点、ミケル・ブリッジズが18得点を挙げて勝利に貢献した。

ポールは「チームとして良い波に乗れている。この勢いを維持したい」と語った。レギュラーシーズン48試合を終えて39勝9敗は球団史上最高の戦績で、あと1勝すれば来月のオールスターブレーク前の時点での西カンファレンス首位が確定する。そうなれば、ヘッドコーチのモンティ・ウィリアムズなどサンズのコーチ陣がクリーブランドで開催されるオールスターゲームで指揮を執る。

ブッカーは「一番の目標は優勝をホームにもたらすことだけど、大きな目標を達成する過程でちょっとした喜びがあってもいい。ウチのコーチングスタッフがオールスターゲームで指揮を執るなら、それは大きなこと」と語った。

サンズの勝利が確定していた試合終了直前には、ポールがウルブズのトーリアン・プリンスをナツメグ(股抜き)でかわし、これに苛立ったプリンスから強く押される場面が見られた。ポールは「彼に恥をかかせようと思ったわけではない」と、試合後の会見で説明している。「誰だって恥をかきたくはないし、彼に恥をかかせようと思ったわけではない。ただ、彼をかわそうとしただけ」