レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

自分の価値は自分以外に決められない」

昨シーズン、『ゴールデン・ルーキー』としてNBAでの1年目に臨んだレイカーズのロンゾ・ボールは、昨年12月、現役最強選手であるレブロン・ジェームズとの初対戦を果たした。キャバリアーズが121-112で勝利した試合後、レブロンは、それから約7カ月後にチームメートになるルーキーとコートで言葉を交わした。レブロンがジャージーで口元を隠してロンゾに語りかけたため、その内容は2人だけの秘密だった。試合後のインタビューでも、『キング』は「自分が言うべき話ではない」と答え、煙に巻いた。

レイカーズの一員として出席したメディアデーで、レブロンはロンゾに伝えたことを初めて公にした。『ESPN』とのインタビューで、「要点を言うと」と話し始めたレブロンは、こう続けた。

「彼には『自分の価値は自分以外に決められない』というような話をした。若い時には周りの意見が気になるものだし、周りが考える自分像について考えてしまうもの。周りが考える自分のプレーというものもある。でも、最終的には、自分以外の人間に自分のことは分からない。猛練習して、バスケットボールに力を尽くせば、努力が自分に返ってくる。それが大事、というような話をした」

まだ5対5の実戦練習許可は下りていないようだが、レブロンによれば、ロンゾはウェイトルームで精力的に汗を流しているという。レブロンは、ひざの手術からの復帰に向けてリハビリを続けているロンゾの姿勢をこう称えた。

「Zo(ロンゾの愛称)には才能がある。彼もバスケットボールが大好きだしね。それにチームメートも彼とのプレーが好きなんだ。必ず球団にとって素晴らしい選手になれる」