デニス・スミスJr.

写真=Getty Images

すでに『ルーク』と愛称で呼ぶ間柄

マーベリックスのポイントガード、デニス・スミスJr.は、新人ルカ・ドンチッチとの共存を心配していない。むしろ、欧州が誇る『超新星』とのプレーを楽しみにしているくらいだ。

先週末に行なわれたメディアデーの前に、スミスJr.は『The Undefeated』の取材に応じ、同じガードであるドンチッチとのプレーについてコメント。すでにドンチッチとは意思の疎通ができているらしく、『ルーク』という愛称で彼を呼んでいる。「自分とルークは優秀な選手だし、バスケットボールIQも高い。僕がボールを持たずにプレーすることになっても、効果的なプレーは可能だよ」

スミスJr.は、トレーニングキャンプ前からドンチッチと実戦練習をこなしている。なんでも、常に同じチームでプレーし、大半の試合で勝利しているそうだ。

「実戦練習で毎日同じチームでやっている。誰が相手側にいても、ほとんど勝てているね。彼のプレーは好きだよ。ドラフトの時にも言ったけれど、僕は彼のファンなんだ。実際にプレーを見て思ったことだけれど、彼ならすぐにチームに貢献できる。とても良い選手だよ」

スミスJr.とドンチッチは年齢も近く(20歳と19歳)、同じアパートに住んでいるため、コート外でも良い友人関係を築けているという。

昨シーズンのNBAオールルーキー・セカンドチームに選出されたスミスJr.は、オフにシュートに磨きをかけてきた。指揮官のリック・カーライルは、在籍21年目のダーク・ノビツキーをセカンドユニットに配置換えし、スミスJr.、ウェスリー・マシューズ、ハリソン・バーンズ、ドンチッチ、ディアンドレ・ジョーダンを先発に起用するプランを明かした。そのため先発ポイントガードのスミスにとっては、キャンプ、プレシーズンを通じて、ドンチッチや、新加入のジョーダンとのケミストリー構築が重要な意味を持つ。

今シーズンも西カンファレンスの争いは激化すると予想され、マブスが8位争いに食い込めるかどうかは、新チームの完成度次第。だがスミスJr.は、「大勢を驚かせる」と、自信を見せる。

「昨シーズンは、5点差以内で負けた試合が34か35試合くらいあった。負傷者も多かったしね。でも、チームにはルークも、ディアンドレもいなかった。それに、他の選手だって、全員レベルアップする。大勢を驚かせてみせるさ」