クリッパーズ

コフィー「何が起こるか分からないんだ、今夜のようにね」

現地1月25日、ウィザーズがホームでクリッパーズと対戦した。

この日もベンチからの出場となった八村は第1クォーター残り3分半にコートに立つと、第2クォーターもそのままプレーし、アイザイア・ハーテンシュタインのダンクをブロックしてディフェンスで早速結果を残す。その後はブラッドリー・ビールのアタックからコーナースリーを決め、エルボーからのミドルにフェイダウェイシュート成功と持ち味を発揮した。

まだ出場時間に制限がかかっているからか、この日もプレータイムは13分と伸びなかったが、3ポイントシュート1本の成功を含むフィールドゴール6本中3本成功の7得点2アシスト1ブロックと上々のパフォーマンスを見せた。

だが、ウィザーズにとってこの試合は忘れがたい一戦となってしまった。序盤から攻守が噛み合い、前半を終えた時点で66-36と大量リードを奪ったが後半に失速。最終クォーター残り3分を切った時点で2点差まで迫られ、再び突き放したが、3点リードの残り1.9秒にルーク・ケナードに4点プレーを決められ、最終スコア115-116の壮絶な逆転負けを喫した。

クリッパーズは前半の残り1分20秒に31-66とリードされた。この35点差の逆転劇は、1996年にジャズがナゲッツを相手に36点差のカムバックを果たした試合に次ぐモノだった。

クリッパーズは12月下旬に右肘を痛めていたポール・ジョージが1カ月以上の戦線離脱となることを発表した。カワイ・レナードに続きジョージまで欠くことになったが、レジー・ジャクソンがエース級の活躍を見せ、他のベンチプレーヤーもステップアップし、勝率5割前後をキープと検討している。ゲームハイの29得点を挙げたアミア・コフィーも「1月はワイルドだった」と2大エースがいない状況での戦いの厳しさを振り返ったが、最高の勝利を喜んだ。

「おそらくこの試合は僕が参加した中で最もクレイジーなゲーム。試合が終わるまでは何が起きるか分からないし、ブザーが鳴るまでプレーし続ける。何が起こるか分からないんだ、今夜のようにね」