ケボン・ルーニー

「素晴らしいフィニッシャーがいるからこそ、しっかり守ることが大切」

現地1月23日に行われたジャズvsウォリアーズの一戦は、わずか2点のリードを守りきったウォリアーズが94-92で勝利した。

ステフィン・カリーの3ポイントシュートはこの日も13本中1本と不調で、エースの得点はわずか13。しかし、ウォリアーズは100ポゼッションの平均失点でリーグ1位(102.6)で、守備に秀でたチームでもある。第4クォーターはわずか11得点(ジャズは17得点)とオフェンスで苦しんだが、ウォリアーズは試合終盤にプレーオフさながらの緊迫感ある守備合戦を制した。

第4クォーター残り4分にジョーダン・プールのジャンプシュートでウォリアーズが91-89と勝ち越すと、そこから互いにディフェンスを引き締め、見応えある攻防が続いた。

残り1分48秒にはプールがレイアップを外す。しかしリバウンドを奪いボールを守ったケボン・ルーニーがファウルを受けながらレイアップをねじ込み、さらに獲得したフリースローもしっかり決めてウォリアーズが94-89とリードを広げた。

ディフェンスのミスからボーヤン・ボグダノビッチのコーナースリーを浴び、残り30秒で2点差と肉薄されるも、最後のポゼッションではポーターJr.がボグダノビッチとマッチアップ。フィニッシャーとしての能力が高いボグダノビッチにポーターJr.はタフシュートを打たせ、これがリムに弾かれたことでウォリアーズが守り勝った。

勝ったウォリアーズはプールが20得点、アンドリュー・ウィギンズが14得点、カリーが13得点4リバウンド6アシスト、ルーニーが10得点6リバウンドを記録した。

ルーニーは試合後の会見で、負傷離脱中のドレイモンド・グリーンに代わって声でチームを引っ張っていると語る。

「ドレイモンドはウチのディフェンスの舵取り役で、試合中は声を出し続けている。それを僕が担って声を張っている。コートの全員に大きな声で指示を出して、それぞれが取るべきポジションを教えている。大変な仕事だけど、オフェンスに優れるジャズを100点未満に抑えられたのだから、良い仕事ができたと思う」

「オフェンスが上手く機能しなくてシュートが決まらない場合は、ディフェンスに頼らないといけない。ディフェンスでリードを守れるし、相手と競った状態にも持ち込める。ウチにはステフやウィギンズ、ジョーダンという素晴らしいフィニッシャーがいるからこそ、しっかり守ることが大切なんだ。ここ2試合では良いディフェンスができていると思う」