チャールズ・バークリー

「球団トップはまるで臆病者のように逃げ隠れしている」

レギュラーシーズン後半戦に入っても勝利の方程式を見いだせていないレイカーズの周辺が慌ただしくなっている。

現地1月19日にホームでペイサーズに104-111で敗れ、22勝23敗で西カンファレンス8位。アンソニー・デイビスがケガから復帰し、ケミストリーを構築することでチームを立て直すことはできるとしても、ここから強豪ひしめく西カンファレンスのプレーオフ争いで勝てる可能性は非常に低いと言わざるを得ない。

指揮官のフランク・ボーゲルに解任説が浮上し、期待に応えられないラッセル・ウェストブルックへの批判も日に日に強まっている中、元NBAスター選手のチャールズ・バークレーは、レギュラー出演している『NBA on TNT』で「問題はロスターを編成したフロントにある!」と声を荒げた。

「ウェストブルックとボーゲルが批判されていることは納得がいかない。非常に腹がたつ」と強い口調で語ったバークレーは、司会者が話題を変えようとしてもレイカーズ批判を続けた。

「ボーゲルとウェストブルックが批判の的になっているが、よく聞いてもらいたい。こんなゴミみたいなロスターを編成した球団トップは、まるで臆病者のように逃げ隠れしているじゃないか。フロントが訳の分からない年寄りをかき集めたんだ」

ヒートアップしたバークレーは「この1カ月でレブロンに次ぐ2番手が誰だか分かるか? スタンリー・ジョンソンだ。ちょっと前までストリートでプレーしていた選手を連れてきて、チームの2番手に据えている。そんなチームの舵取りをやっている連中は逃げ隠れしている。これは考えられないことだ」と続けた。

レイカーズはチームとして機能しておらず、デイビスが復帰してもその問題は残る。現地2月10日のトレードデッドラインに向けて大鉈を振るい、チームを一新する可能性もあるが、この低迷の責任を誰が取り、チーム再編は誰の判断で行うのか。この先しばらくはコート内外でレイカーズから目が離せなくなりそうだ。