ファンの勘違いからパターソンにとっては不愉快な夕食に
クリーブランドを本拠地に置くプロスポーツとしては52年ぶり、そしてキャバリアーズ史上初となる優勝をもたらしたレブロン・ジェームズの知名度は、もはや言うまでもなく世界規模だ。当然クリーブランドで彼を知らない人はいない。だが、ラプターズのパトリック・パターソンは、あるファンの勘違いで困惑する事態に直面し、最終的に不快な思いをしたことを明かしている。
ラプターズは、現地10月13日にクリーブランドでキャブズとプレシーズンゲームで対戦。同市内に滞在中、パターソンはメキシコ料理が食べたくなり、チェーン店の『チポトレ・メキシカン・グリル』に向かい、列に並んだ。そこで、ある女性から声をかけられたときの顛末をSnap Chatに投稿した。
「皆、聞いてくれ。俺はチポトレで並んでいたんだけれど、周りの人がザワザワ小声で話し始めたんだ。そうしたら、ある女性が俺に声をかけてきた。『ひょっとして、レブロン・ジェームズさん?』とね」
「そう言われて、『あぁ、そうさ。俺はレブロン。良かったらご馳走するよ』とでも言おうかと思ったけれど、次の瞬間、『おいおい、君はクリーブランドに住んでいるんだろう? レブロン・ジェームズぐらい分かっていて当然だよな?』と思った」
「だからこう言ったんだ。『いや、俺はレブロン・ジェームズではないよ。この街の出身ではないし、クリーブランドに住んでもいない。クリーブランドでプレーもしていない』とね。そうしたら、その女性の声色が上がって、周りに、『ね、言ったとおりでしょ! 彼はちょっと細いもの! レブロンにしては小柄だと思った!』なんて言い始めた」
「なんというか、多少は鍛えているからそこまで細くはないと思うし、平均身長より大きいと思うんだけどね。まったく失礼な話だよ!」
たしかにパターソンとジェームズは髪型、髭の生やし方は似ているが、顔のパーツは全く異なる。しかも、レブロンのお膝元であるクリーブランドで見間違われたのだから、パターソンが困惑するのも無理はない。
今シーズン、東カンファレンスでキャブズの対抗馬と目されているラプターズ。今回の件でパターソンはクリーブランドでの試合となれば顔を売るべく、いつも以上に発憤するのではないだろうか。