「どのポゼッションでも自分がベストショットを放てるかどうかが重要」
現地11月13日に行われたヒートvsジャズの一戦は、ヒートがジャズの猛追を振り切り、111-105で勝利した。
第4クォーター開始の時点で95-69にまでリードを広げていたヒートだが、ジャズのボーヤン・ボグダノビッチに立て続けに3ポイントシュートを許し点差を詰められた。さらに終盤には0-18のランでたたみかけられ、残り14.5秒の時点でその差は109-105と4点差に。
しかしヒートは冷静だった。この日、先発出場だったタイラー・ヒーローが獲得した2本のフリースローを沈めて2ポゼッションゲームに引き戻して勝利を収めた。ヒートはこれで連敗を3で止めている。
この試合で11本中6本の3ポイントシュートを含む22得点を記録したダンカン・ロビンソンは、試合後のインタビューで「相手があきらめないのは分かっていた」と、驚異的な粘り強さを見せたジャズついて語った。「相手もすごかったけど、ウチもタイラーがプレーを決めてくれたおかげでリードを保つことができた」
巧みなカットやスクリーンを生かしてワイドオープンの状態でシュートを放っていた自身のパフォーマンスについては「ただアグレッシブにプレーしただけで、チームメートが良いスポットを取れていた僕を見つけてくれた。自分の仕事をしたまでだよ」と謙遜した。「アンセルフィッシュな選手と一緒にプレーしていれば、どのポゼッションでも自分がベストショットを放てるかどうかが重要になる。チームのみんなが作ってくれた状況を生かしたまでさ」
また、ロビンソンは、この日13得点11リバウンドで勝利に貢献したPJ・タッカーを称えた。「PJは素晴らしい選手。彼はチームのスコアボード以外あまり関心を持っていない選手で、勝つために必要なことをしてくれる。選手としての彼を表現するとしたら、『自分のゴールは、君に15本の3ポイントシュートを打たせることだから』と言ってくれるような存在だね」
カイル・ラウリーからも「彼と戦場で一緒じゃないなんて考えられない」と絶賛されたタッカーは、チームメートのサポート役を心から楽しんでいると会見で語った。「得点やリバウンドだけが常に大事ではなくて、試合に勝つために何をするかが重要なんだ」