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壁に貼ったKGのポスターがモチベーションの源だった

2016年のドラフト当日に成立したトレードでサンダーからマジックに移籍したサージ・イバーカ。リーグ屈指のショットブロッカー、リムプロテクターとして知られるイバーカが、憧れの対象として先日引退を表明したケビン・ガーネットを挙げた。

『Undefeated』とのインタビューで憧れの選手について聞かれたイバーカは、迷わずガーネットの名前を口にした。コンゴで生まれ育ったイバーカは、バスケットボールを始めた頃に、それが誰か分からないままNBA選手のポスターを買った。

拳を胸に力強く当て、咆哮する表情から伝わる情熱に惹かれたという。

イバーカは、「それからケビン・ガーネットの存在を知って、彼のことが大好きになった」と当時を振り返った。

バスケットボールに熱心に取り組み始めた少年イバーカは、それからというもの、朝5時に起床してランニングに行く前、学校に行く前、布団に入る前、必ずガーネットのポスターを眺め、モチベーションを維持し続けた。そして、スペインでのプロデビューを経て、2008年のドラフト全体24位でスーパーソニックス(現サンダー)から指名を受け、NBA選手になるという夢を叶えた。

イバーカは、ガーネットに感謝の気持ちを伝えたいと言う。

「いつか彼と個人的に会う機会があったら、こう伝えたい。『今の自分があるのは、あなたから影響を受けたからです』とね」

憧れの人物と幾度となく激しい戦いを繰り広げ、リーグを代表するリムプロテクターへと成長したイバーカ。