ジャ・モラント

「第3クォーターを15点に抑えられたのは大きかった」

NBA3年目のジャ・モラントを中心としたグリズリーズは、今シーズンの『ダークホース』として注目されている。現地11月1日にはホームで強豪ナゲッツを迎え撃ち、モラントが26得点7リバウンド8アシストの活躍を見せて、106-97で勝利した。

モラントが点を決めるたびにベンチにいる選手が声援を送るなど、グリズリーズの雰囲気は目に見えて良い。モラントは試合後のインタビューで「新しい選手も何人かいるけど、一緒にやってきた仲間が多いし、仲も良いんだ」と語った。

ベンチから出場して17得点8リバウンド4アシストで勝利に貢献したタイアス・ジョーンズが「ジャとのプレーは大好きなんだ。彼とプレーすると、より速いペースでやれる」と言うと、これを伝え聞いたモラントも「彼とは同じような会話を3年もしているからね」と笑い、こう続けた。

「確かに彼と一緒だとより速いペースでプレーできる。それに、タイは周りの得点機会を作れるクリエイターとしても優れているから、僕がボールを持たなくてもいい。彼自身も得点を決められるしね。相手が僕を抑えようとしても、もう一人ハンドラーがいてくれるのはチームにとってもプラスだよ」

グリズリーズは第3クォーターの失点をわずか15に抑えるなど、ディフェンスからも良い流れを作っていた。モラントは「ウチには簡単に得点を取れる選手が揃っているから、今はディフェンスに重点を置いている」と言う。「今日のハーフタイムには、ディフェンスに力を入れることをチーム内で共有した。コーチ(テイラー・ジェンキンス)もハーフタイムに常に言っていることだし、今日の試合では実行できた。15点に抑えられたのは、チームにとっても大きかったね」

キャリア3年目で通算1000アシストに到達したモラントは「僕はパスファーストの選手。でも、チームメートがシュートを決めていなかったら生まれていない数字だから、これまで一緒にプレーしてきた選手たちのおかげで達成できた」と控えめに答えた。

https://youtu.be/PZiPOhI0lYw