「若いチームなのにファイナルに勝ち進んだことに驚いた」
代替選手としてアメリカ代表に加わり、東京オリンピックで金メダルを獲得したセンターのジャベール・マギーは、複数チームからオファーがあったとされる中、昨シーズンのNBAファイナルに進出したサンズと1年500万ドル(約5億5000万円)で契約した。
『Arizona Sports 98.7』の番組に出演したマギーは、サンズ加入を決めた理由をこう語っている。
「ディアンドレ(エイトン)がファウルトラブルに苦しむ状況に陥った場合、そこでリムを守れるビッグマンが出てくれば、控えセンターの存在は今まで以上に大きくなると感じた。サンズの試合を見ていて、クリス・ポールが針の穴を通すようにして、ビッグマンにパスを出すプレーにも注目した。そういうプレーを見て、ここでなら自分が生きるチャンスもあるんじゃないかと思った」
「それに、若い選手も自信に満ちていて成長している。チームの大半が若手だからね。まだまだ若いチームなのにファイナルに勝ち進んだことに驚いた。それに、クリスとも話して、チームについて教えてもらった。優勝を狙えるチームで大事なのは、練習に励む選手が揃っているかどうか。チーム練習の前後にジムで汗を流す選手がいるかどうか、そして高い集中力を維持してやれているかどうかが重要で、自分はそこを見ている」
ウォリアーズとレイカーズで3度の優勝を達成しているマギーの経験は、サンズにとって大きなプラスだ。そして本人が語ったように、彼の加入でセンターも厚みを増し、エイトンの負担を和らげることが可能になった。
昨シーズンの結果で期待度が増しているサンズが、リムプロテクターのマギーの加入でどう変化していくのか、注目だ。