昨シーズンは3度の対戦で実現せず、2019年12月以来の『日本人対決』に
NBAの2021-22シーズンのスケジュールがすべて発表された。新型コロナウイルスのパンデミック以降、2019-20シーズンは途中に長い中断が挟まり、オーランドの『バブル』での短期集中開催でレギュラーシーズン終盤戦とプレーオフが行われ、昨シーズンはリーグの試合数が82から72へと短縮された形で実施されたが、2021-22シーズンは全チーム82試合と正常化する。
開幕は日本時間の10月19日、バックスvsネッツとレイカーズvsウォリアーズの2試合。11試合が行われる翌10月20日には、日本人ファンにとっての注目カードとしてラプターズvsウィザーズの試合が組まれ、八村塁と渡邊雄太の『日本人対決』が実現しそうだ。
昨シーズン、ラプターズとウィザーズは3度対戦しているが、今年2月の試合では渡邊が左足首の捻挫で、4月の試合では八村が右肩の張りで欠場し、5月の試合も八村塁が体調不良のため出場を回避して『日本人対決』は実現しなかった。
NBA史上初の日本人対決が実現したのは、2019年12月15日のウィザーズvsグリズリーズ戦にまでさかのぼる。わずかな時間ではあるが2人がマッチアップした場面もあり、その時は渡邊がシュートチェックに行き、八村のプルアップを落とさせた。
あれから1年と1カ月、渡邊はラプターズへと所属を変えて本契約を勝ち取り、当時はデビューしたばかりだった八村はウィザーズの主力として経験を積んでいる。東京オリンピックではチームメートだった2人がNBA公式戦で真っ向勝負する、見逃せない対戦となる。