「いろいろと探りながら対応していくしかない」
バスケットボールの『聖地』マディソン・スクエア・ガーデンに、2013年以来となるプレーオフの試合が帰ってきた。
現地23日に行われたホークスとのファーストラウンド第1戦、熱狂的で知られるニックスファンは、序盤から完全ホームという雰囲気を作り、大歓声でニックスを後押しした。しかし、試合はトレイ・ヤングの決勝フローターにより、ホームのニックスは105-107で敗れた。
ホークスから徹底的にマークされた影響により、フィールドゴール23本中6本成功の15得点12リバウンドと振るわなかったジュリアス・ランドルは、試合後の会見で「言い訳はしない」と潔く結果を受け入れた。「相手のプレーは関係ない。大半のシュートは良い形で打てた。次の試合に向けてアジャストしないといけない」
指揮官のトム・シボドーは、ランドルを「少しばかり、アンセルフィッシュになってしまったのかもしれない」と擁護。ヘッドコーチのコメントを聞いたランドルは「そうかもしれない。何本かシュート機会を譲ってしまったかもしれない。ただ、いろいろと探りながら対応していくしかない」と答えた。
ベテランのデリック・ローズも「彼がどういう選手かは分かっているし、(第2戦で)巻き返せると確信しているよ」と、エースのリベンジに期待を寄せている。「彼はハードワーカー。特定のことに関して、彼に伝えるのは自分の役割でもある」
ニックスファンにとってもこのシリーズが特別だということは、ランドルも理解している。大歓声、そして時にやり過ぎとも言えるほど相手を罵倒するリアクションでチームを後押ししてくれるファンのためにも、ランドルは勝利をもたらしたいと考えているはずだ。