指揮官もプレーイン回避に安堵「非常に大きなアドバンテージ」
プレーオフ進出確定チームが続く中、現地14日にラプターズを114-110で下したマーベリックスもポストシーズン進出を確定させた。しかも、西の6位以上でのプレーオフ進出が決まり、プレーイントーナメントに回らないことも決定した。
ラプターズ戦で今シーズン11回目のトリプル・ダブル(20得点10リバウンド11アシスト)を記録したルカ・ドンチッチは「素晴らしいこと」と、トップ6確定を喜んだ。
「シーズン序盤の頃は、順位も12位か13位で、みんな僕たちがプレーオフに出られないと思っていた。でも、こうしてプレーオフに勝ち上がれたのは良いこと。これから数日休める。今の僕たちに必要だったことだよ」
マブスは、現地16日のティンバーウルブズ戦でレギュラーシーズン全日程を終える。ドンチッチが会見で語ったように、ヘッドコーチのリック・カーライルは主力に休養を与える可能性が高い。カーライルも、ドンチッチと同様に「プレーインを回避できたのは非常に大きい。大事なことだ」とコメントしている。
「日曜の結果によるが、6位か5位は確定している。プレーインに回らないだけで非常に大きなアドバンテージを得られる。ウチの選手たちには満足している。みんな、このために必死にやってきたんだ」
ラプターズ戦でベンチから19得点を決めたジェイレン・ブランソンにとっては、キャリア初のプレーオフになる。試合後の会見で、ブランソンは「準備はできているよ。他に言うことはない。ただただ、やってやろうという気持ちなだけ」と語った。
右膝を痛めて5月頭から7試合を欠場したクリスタプス・ポルジンギスも、12日のペリカンズ戦で復帰し、ラプターズ戦でも21得点10リバウンドのダブル・ダブルで勝利に貢献した。カーライルは「この2試合で彼が出場してくれて良かった」と、復調に安堵している。
昨年の『バブル』でのプレーオフでは、ファーストラウンドでクリッパーズに敗れた。5位でレギュラーシーズンを終えれば、今年もクリッパーズと激突する可能性がある。ドンチッチ、ポルジンギスが万全の状態ならば、上位シードを下すアップセットが起こる可能性はある。