バム・アデバヨ

「ウェイドのようにテーブルに飛び乗りたい気分だった」

敵地で西カンファレンスのチームを相手に3連敗を喫して遠征を終えたヒートは、現地4月18日にホームでネッツと対戦した。試合は107-107の同点で最終局面を迎えたが、バム・アデバヨがキャリア初となる決勝ブザービーターを成功させて、109-107で強豪ネッツを下した。エースのジミー・バトラーが右足首の捻挫で欠場したものの、ヒートはこれで連敗を止めた。

21得点15リバウンド5アシストを記録したアデバヨは、試合後のインタビューで「本当は(ドウェイン)ウェイドのようにテーブルに飛び乗りたい気分だった」と笑顔で語ると、「チームが僕の力を必要としていたように感じて、ビッグショットを決められたよ」とコメントした。

アデバヨは決勝点のほか、ディフェンスでも勝利に貢献。特にネッツのラストポゼッションでは、カイリー・アービングのマークにつき、得点を許さなかった。チームメートのゴラン・ドラギッチは「バムのポテンシャルはすごい。彼はまだまだ成長できる。次のレベルに到達するよ」と称賛した。

強豪ネッツを下したものの、アデバヨは「たった1試合でシーズンの流れが変わることがある。このリーグでは、あまりにもクレージーな出来事が起こるからね」と気を引き締めた。

一方、敗れたネッツはケビン・デュラントが第1クォーターに左の大腿部打撲により交代するアクシデントが発生した。ヘッドコーチのスティーブ・ナッシュは、デュラントの状態について「どの程度のケガかは分かっていない」とだけ語った。