「多くのチームが同じような問題を抱えることになるだろう」
セブンティシクサーズは、現地1月11日に行われたホークス戦を94-112で落とし、3連敗を喫した。一方のホークスは、シクサーズに勝利したことで連敗を4でストップさせている。
シクサーズはセス・カリーに新型コロナウイルス陽性反応が出たことを受け、トバイアス・ハリス、シェイク・ミルトン、マティース・サイブル、ビンセント・プアイェイの4選手がNBAが定める安全衛生プロトコルに抵触し、ジョエル・エンビードとベン・シモンズも負傷により欠場。マイク・スコットはロスター入りはしたものの、ケガでプレーできずに現地9日のナゲッツ戦を7選手で戦った。
この日のホークス戦ではエンビードとスコットが復帰したものの、それでもロスターは9人と満身創痍なことには変わらない。シクサーズはエンビードが23得点11リバウンドを記録して奮闘したが、26得点を挙げたトレイ・ヤングを中心としたホークスのスピードあるオフェンスを抑えることはできなかった。
これまでにNBAでは、現地10日にヒートvsセルティックス、11日はペリカンズvsマーベリックス、そして12日のセルティックスvsブルズの延期が発表されている。いずれも新型コロナウイルスの影響を受けてのことだが、シクサーズは2試合続けて選手不足の中で試合を行うこととなった。
シクサーズの指揮官ドック・リバースは「誰も我々に同情するつもりはない」と試合後にコメントし、こう続けた。「コロナウイルスによって私たちは厳しい状況に陥っているが、こういう試合に勝つためにも努力をしなければいけない。ただ、ウチだけでなく、多くのチームが同じような問題を今後抱えることになるだろう」
シクサーズにとって今は耐え時ではあるが、ルーキーのタイロン・マキシーが初先発出場となった先日のナゲッツ戦で39得点を記録し、この試合でも15得点6リバウンド4アシスト2ブロックと存在感を発揮している。