マルク・ガソル

NBA関係者のワクチン接種義務化に関しては今後協議される予定

アメリカでは、今月14日から新型コロナウイルスのワクチン接種がスタートした。同国では来年の4月までに1億人に接種させる計画が立てられており、感染拡大を止める決め手としてその効果が期待されている。

NBAでも、ワクチン接種の義務化に関してリーグと選手会が今後協議する予定だが、レイカーズのマルク・ガソルは、NBA選手より先にワクチンを接種すべき人たちが大勢いると主張している。「自分たちよりもワクチン接種を必要としている人たちがいる。僕たちは、幸運にも安全な環境で生活できている。35歳の男性はコロナウイルスの影響をあまり受けないという統計もある」

医療機関で働く両親を持つガソルは、新型コロナウイルスの脅威を実感しているのだろう。ガソルは言う。「自分たちよりも感染するリスクが高い人、重篤化しやすい人がたくさんいるんだ。僕たちは後回しでいい。誰よりもワクチンを必要としている人たちに先に接種してもらいたい。当たり前のことだよ」

副作用に関する報道もあるが、今のところ事態を終息させるにはワクチン接種が一番の近道だと考えられる。世界中でワクチン接種が進み、再び安全にスポーツを会場で観戦できる日が来ることを願うばかりだ。