2018年のNBAドラフトにエントリーするも指名されず
ペリカンズのロンゾ・ボールの弟であり、ホーネッツのラメロ・ボールの兄であるリアンジェロ・ボールがピストンズとエグジビット10契約を結んだと報じられた。
エグジビット10契約とは無保証かつ最低年俸での契約で、レギュラーシーズン開幕までに2ウェイ契約に切り替えることが可能。契約解除された場合でも、契約チームの下部組織であるGリーグチームと契約し、60日間在籍する条件を満たせば最大5万ドルのボーナスが支給されるというもの。
リアンジェロは兄ロンゾ、弟ラメロと同様に将来有望な選手として評価されていたが、UCLA時代に不祥事を起こして退学。のちにラメロとともにリトアニアリーグに武者修行に行き、2018年のNBAドラフトにエントリーしたが指名されなかった。その後は、父親のラバー・ボールが設立したジュニア・バスケットボール・アソシエーションに所属するロサンゼルス・ボーラーズを経て、2020年にはGリーグのオクラホマシティ・ブルーと練習生契約を結んだ。
例年と比べてプレシーズン期間も短く、リアンジェロがピストンズのロスターに即入れる可能性は低い。現実的には2ウェイ契約を勝ち取り、Gリーグでプレーするチャンスをもらえるかといったところだろう。それでも兄と弟に差をつけられたボール家の次男がようやく手にしたチャンスを生かせるかどうか、トレーニングキャンプを経てピストンズが出す決断に注目したい。