「家族はとても喜んでくれているし、本当に恵まれている」
現地11月18日、NBAドラフト2020が開催され、ティンバーウルブズが全体1位でジョージア大学出身のアンソニー・エドワーズを指名した。
196cmのエドワーズは、爆発力のあるガードで得点力に優れている。大学での1年で32試合に出場し、平均19.1得点、5.2リバウンド、2.8アシストを記録。ドライブからのアタックやドリブルからのシュートなど様々な形でフィニッシュまで持ち込めるため、NBAでも即戦力として起用されるだろう。
エドワーズは待機していた部屋にガンで亡くなった母親と祖母の肖像画を持ち込み、指名が決まると家族と抱き合って喜んだ。
指名直後のインタビューで「どう言ったらいいのか分からない。家族はとても喜んでくれているし、本当に恵まれていると思う」とコメント。彼が14歳の時に亡くなった母親、そのあとを追うように他界した祖母については「自分を笑顔にしてくれる天使のような存在」とドラフト前に撮影された動画で語り、2人への感謝を表すため、エドワーズは母と祖母のイラストがプリントされたシャツをスタジャンの下に着ていた。
ウルブズはカール・アンソニー・タウンズとディアンジェロ・ラッセルが軸のチームで、再建を果たすには3人目のスター選手が必要と言われている。1年目のエドワーズに過度な期待は禁物だとしても、球団の将来を背負う逸材として期待される。
タウンズ&ラッセルのデュオと組み合わさり、どういうケミストリーが生まれるのか楽しみだ。