7シーズン連続で平均20得点以上を記録
レイカーズへトレードされるとの噂もあったスパーズのデマー・デローザンだったが、プレーヤーオプションを行使し、チームに残留することが決まった。
スパーズは「トレーニングキャンプを楽しみにして、オーランドで見せた高いレベルのプレーを積み上げていきたい」というデローザンのコメントと画像を添付したツイートを投稿。デローザン自身もこの投稿をリツイートしている。
昨シーズンのデローザンは出場した68試合すべてで先発し、平均34.1分のプレータイムでチームトップの22.1得点、5.5リバウンド、5.6アシスト1.0スティールを記録。安定したパフォーマンスを続けているデローザンは7シーズン連続で平均20得点以上を達成した。デローザンと同様に7シーズン連続で平均20得点以上を記録している現役選手はレブロン・ジェームズ、ステフィン・カリー、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルック、デイミアン・リラード。ジェームズ・ハーデン。この錚々たるメンバーを見ても、デローザンが残している数字がいかに素晴らしいかが分かる。
3ポイントシュートを苦手としており、昨シーズンの成功率は25.7%と低調だった。それでも、3ポイントシュート全盛の現代バスケットにおいて軽視されているミドルレンジのシュートを高確率で沈め、フィールドゴール成功率はキャリアハイの53.1%を記録している。
スパーズはプレーオフ進出の可能性がほとんどない状態で『バブル』にやって来たが、最後の試合まで可能性を残す大健闘を見せた。結果的に32勝39敗と負け越し、23年ぶりにプレーオフ進出を逃したが、来シーズンもデローザンを中心に据えて『常勝』チームを作り上げていく。