クリスタプス・ポルジンギス

「復帰させる前に、彼の状態が100%であることを確認する必要がある」

マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスが2020-21シーズンの開幕に間に合わないことが発表された。マブスのドニー・ネルソン球団社長によると、ポルジンギスは10月上旬頃に右膝半月板の手術を受け、現在リハビリ中だという。

ネルソンはラジオ番組『105.3 FM The Fan』に出演した際に、ポルジンギスは2021年1月1日に練習に復帰する予定だと明かした。「ポルジンギスを復帰させる前に、彼の状態が100%であることを確認する必要がある。彼がチームに合流するのはシーズンが始まってからだ」

現在25歳のポルジンギスは、来シーズンで5年1億5800万ドル(約165億円)の契約の2年目に入る。ニックスでは2018年2月に左膝前十字靭帯を断裂し、そこから1年半も試合に出られなかった。ケガをした1年後にマブスにトレードされたが、マブスでも試合に出場せずリハビリに専念していた。2019-20シーズンに新天地デビューを果たし、平均20.4得点、9.5リバウンド、2ブロックを記録した。

なお、ネルソンは今年1月21日に右脚アキレス腱を断裂したセンターのドワイト・パウエルが、トレーニングキャンプから一部メニューをこなす予定だと明かした。「チームのメディカルスタッフは選手を自分の子供のように大切に扱っている。我々は急ぐつもりはないし、正しい方法で復帰させたいと思っているが、彼は開幕からチームに合流できると思う」

今シーズンのマブスはプレーオフ1回戦で敗れたが、エースのルカ・ドンチッチを中心にクリッパーズを最後まで苦しめたことで将来性を感じさせた。パウエルの復帰の目途が立ったことはうれしいニュースだが、ケガがちなポルジンギスはしっかりと完治させてからコートに戻って来る日を待ちたい。