写真=古後登志夫

1年前とは全く違うSR渋谷、即戦力として期待

サンロッカーズ渋谷は今日、筑波大4年の杉浦佑成と契約をかわしたことを発表した。

杉浦は現在アルバルク東京に所属する馬場雄大と同期で、2人は筑波大学への入学からインカレ3連覇に大きく貢献。恵まれたフィジカルと攻守にバランスの取れたスキル、そして勝負度胸を備えたスモールフォワードで、馬場が一足早くBリーグ入りした後、この世代でトップを走る選手として進路が注目されていた。

杉浦は昨シーズンも特別指定選手としてSR渋谷でプレーしていた。しかし、昨シーズン後半のSR渋谷は勝ち星が伸びず、チーム内も混乱に陥っていた時期。学生プレーヤーとして途中加入した杉浦の持ち味を引き出す余裕がなく、また杉浦自身も力を発揮できなかった。

それでも指揮官交代を経て、今シーズンのSR渋谷は選手スタッフが一丸となり、激戦の東地区で結果を出している。チームの結束力やモチベーションという意味では、1年前とは比べ物にならない。明日の川崎ブレイブサンダース戦からベンチ入りする予定の杉浦にとっても、これからが本番。世代のトッププレーヤーとして、即戦力としての働きに期待したい。

杉浦はクラブを通し、「ルーキーらしく全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」とのコメントを発表している。