及第点以上の活躍も勝利には繋がらず
ジャズのホームへ乗り込んだウイザーズ。八村塁は序盤から安定感のあるプレーを披露した。
八村はリバウンド争いに絡み、ボールをティップして初得点を記録。直後にもオフェンスリバウンドを奪取し、柔らかいタッチでペイント内でのシュートを成功させた。
その後、マークするルディ・ゴベアへのパスをカットし、そのままワンマン速攻でダンクを決めて、第1クォーターから6得点を挙げてチームを牽引した。
第2クォーターにはドライブからのプルアップを成功させる。その直後には、トランジションからノーマークでボールを受けると、積極的に3ポイントシュートを放ち、早くも得点を2桁に乗せた。
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— Washington Wizards (@WashWizards) February 29, 2020
後半に入ると、ゴベアをポンプフェイクで飛ばし、身体を当ててシュートファウルを獲得したかと思えば、今度はスピードのミスマッチを突いてドライブからのレイアップを成功させた。
八村は要所で好プレーを見せたが、総じてボールに絡むシーンは少なかった。スクリーンやリバウンド参加など、献身的なプレーを継続したが、個での打開やアグレッシブにアタックするシーンはあまり見られなかった。
試合はウィザーズが9点ビハインドで最終クォーターを迎えたが、ディフェンスが崩れて連続失点し、徐々に点差が開いていった。八村もハンドリングをミスしポゼッションを渡してしまうなど、開始3分で15点のビハインドを背負い、ベンチへ下がった。
3ポイントシュートが連続で決まり一時3点差まで迫ったウィザーズだったが、ジャズのエース、ドノバン・ミッチェルに連続で3ポイントシュートを許して万事休す。ミッチェルに勢いを止められ、再び点差を2桁に戻されて、119-129で敗れた。
八村はビールに次ぐ32分間の出場で15得点7リバウンド3スティールを記録。前半で11得点を挙げたものの、最終クォーターは無得点に終わり、大事な時間帯で存在感を示せなかった。
ディフェンスや献身的なプレーでの貢献が目立つ八村だが、ビールの負担を減らし、相手に的を絞らせない意味でも、オフェンスでのさらなる活躍が求められる。
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