ジョー・レイコブ

「チームを離れる理由なんて見当たらない」

ケビン・デュラントはウォリアーズで2017年、18年のNBA連覇に貢献し、2年連続でファイナルMVPも獲得したが、昨年のオフにフリーエージェントとなりネッツと契約した。

レイコブはラジオ番組『95.7 The Game』に出演した際、現在のチーム状況について「我々のチームは過渡期を迎えている。何人かの選手がチームを離れたのは本当に残念だ」と話した。

レイコブは、デュラントに対して怒りの感情はないが、なぜ退団したのか理解できないという。

「世界一の球団でプレーして優勝も経験した。チームメートに素晴らしい選手もいる。アリーナも新しくなった。私にしてみれば、チームを離れる理由なんて見当たらないけどね」

「彼に対して怒りの感情はないよ。彼の人生だからね。自分で人生の選択肢を勝ち取って、理由はどうあれ退団すると決めたわけだ」

デュラントが移籍を決断した理由の1つはドレイモンド・グリーンとの確執だ。2018-19シーズンの試合中にグリーンと激しい口論となり2人の関係は悪化。デュラントはこの事件をきっかけにチームから距離を置くようになった。

レイコブは選手との契約について、「私にコントロールできることではない。選手とどれだけ親しい関係でも、契約がどうなるかなんて分かりっこないのさ」と話した。

ステフィン・カリーとクレイ・トンプソンをケガで欠くウォリアーズは現在12勝45敗とリーグワーストの成績だが、ディアンジェロ・ラッセルを放出しアンドリュー・ウィギンズを獲得するなどスプラッシュブラザーズのサポートキャストを積極的に探している。今年のオフシーズン、レイコブがどんな選手を連れてくるのか注目したい。