懸念材料はヒート時代の素行不良
元NBA選手のダレン・コリソンの獲得を検討していたレイカーズだったが、コリソンが今シーズン中に現役復帰しないことを決断したため、この話は白紙に戻った。
レイカーズは、レブロン・ジェームズの補佐ができる控えのボールハンドラー、3ポイントシューターの獲得を目指すと見られている。そこで次なる獲得候補に、グリズリーズからウェーブされたばかりのディオン・ウェイターズの名前が浮上している。
28歳のウェイターズは、ヒートで今シーズンわずか3試合にしか出場していない。その理由の一つには素行に問題があったことが挙げられている。シーズン開幕後、ウェイターズはチームがチャーターした飛行機での移動中に向精神薬の一種、テトラヒドロカンナビノールが含まれたガムを噛み、メディカルチームによる治療を受けたと言われている。テトラヒドロカンナビノールは大麻に含まれる成分で、当然NBAは摂取を禁止している。
ヒートから出場停止処分を科されたウェイターズは、この出来事をきっかけに球団の信頼を失い、先月下旬の3試合に出場しただけだ。
『ESPN』によれば、レイカーズは、ウェイターズの獲得を慎重に検討しているという。たとえ選手として優秀であっても、今後プレーオフを戦う上で最も大事なチームケミストリーに悪影響を及ぼす存在なら、獲得すべきではない。
キャリア平均13.2得点、2.7リバウンド、2.8アシスト、3ポイントシュート成功率34.8%を記録しているウェイターズに今シーズン再び出番がやってくるかどうか、続報を待ちたい。