写真=Getty Images
レブロンからボールを奪い返してダンクを決める
キャバリアーズのレブロン・ジェームズが、マーベリックスのルーキー、デニス・スミスJr.を「ダイヤの原石」と絶賛した。
11月11日にキャブズと対戦したマブスは敗れたのだが、第4クォーターにはスミスJr.が気骨溢れるプレーを披露。レブロンを相手にスティールを決めてボールを奪い、リバースレイアップを決めようとしたスミスJr.は、レブロンのチェイスダウン・ブロックによりボールを叩き落とされたたのだが、見せ場はこの直後だった。そのレブロンからウェスリー・マシューズがボールを奪い返すと、スミスJr.にパス。新人は周囲に誰もいないことを確認すると、力強いボースハンドダンクでリムを揺らし、会場を沸かせた。
こうしたプレーもレブロンの心を打ったのだろう。試合後「ニックスは本当に良い選手の指名を見送った」と、2017年ドラフト全体8位指名権を持っていたニックスの決断についても触れると、「彼は本来ならニックスの選手になるべきだった。こんなことを言うと話題になってしまうだろうけれど」と続けた。
またレブロンは「本当に素晴らしい才能の持ち主。すごい身体能力を持っている。あの年齢にしては落ち着いているしね。このチームで与えられる機会を生かして、どんどん成長していくよ。ダラスは本当に良い選手を獲得した」とまで語っている。
ニックスが全体8位で指名したフランク・ニリキナも才能溢れる19歳の選手だが、スミスJr.は11月の5試合で平均19.0得点、4.6リバウンド、4.4アシスト、1.0スティールを記録し、すでにマブスの先発として堂々たる成績を残している。
現役最強選手に絶賛された以上、スミスJr.には結果で応えてもらいたい。