宇都宮の3ポイントシュート成功率を14.7%に抑える
『第101回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会』の準決勝で宇都宮ブレックスとシーホース三河が対戦した。
久保田義章と角野亮伍の3ポイントシュートで締め、19-17とリードして第2クォーターを迎えた三河がディフェンスで宇都宮を上回る。ボールマンにプレッシャーをかけ積極的にトラップを仕掛ける。パスコースに手を出してボールを引っかけ、3ポゼッション連続でターンオーバーを誘発した。タフショットを打たせ続け、このクォーターの失点をわずか8に抑え、36-27とリードを広げて前半を終えた。
なおも三河のペースが続く。前半と同様に3ポイントシュートに当たりが来ない宇都宮を尻目に、石井講祐がトランジションスリーを射抜くと、ジェイク・レイマンが個で打開していく。残り3分半には西田が連動したチームプレーから3ポイントシュートを成功させ、15点までリードを拡大。しかし、宇都宮はここから反撃を開始。外のシュートに固執せず、アタックとパスアウトを繰り返し、最後はインサイドでフィニッシュする形を作る。フィニッシャーとなったアイザック・フォトゥが8連続得点を挙げて猛追し、5点差まで詰めて最終クォーターを迎えた。
ここから2、3ポゼッション差を行き来する時間が長く続いたが、最後までディフェンスの集中力が落ちなかった三河が主導権を渡さなかった。ハンドラーのD.J・ニュービルと比江島慎を徹底マークし自由にプレーさせず、ボールを離させては素早いローテーションで外角シュートに対しても必ずコンテストした。結果的に宇都宮の3ポイントシュート成功率を14.7%に抑えたことで流れを作らせず、最終スコア71-53で勝利した。
三河は石井がゲームハイの15得点を挙げ、西田が12得点、ダバンテ・ガードナーが10得点で続いた。宇都宮はギャビン・エドワーズが14得点、フォトゥと星川開聖がそれぞれ10得点を記録したが、ニュービルと比江島は合わせて13得点と不発に終わった。
勝利した三河は三遠ネオフェニックスを80-75で下したアルバルク東京と12日に決勝戦を戦う。
