デンソーアイリス

第3クォーターを26-14、一気に主導権を握る

『第92回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会』のファイナルラウンド準決勝で、デンソーアイリスと富士通レッドウェーブが対戦した。

互角の立ち上がりとなったが、6本すべての3ポイントシュートをミスしたデンソーに対し、6本中2本の長距離砲を沈め、町田瑠唯が4アシストを挙げたようにイージーシュートの機会が多かった富士通が19-15で第1クォーターを終える。さらに第2クォーターに入ると、富士通はターンオーバー奪取から走り、山田葵がトランジションスリーを成功させてリードを3ポゼッションに広げた。

しかし、ここでデンソーが踏ん張る。髙田真希が個で打開し、バスケット・カウントを獲得して悪い流れを断ち切ると、川井麻衣がミドルシュートを沈め、薮未奈海がチームとして初の3ポイントシュートを成功させて追撃。さらにシラソハナファトージャがゴール後のインバウンドパスをスティールし、そのままミドルを沈めて逆転。そして、インサイドの攻防で上回り、39-35で前半を終えた。

後半に入ってもデンソーの時間が続く。アグレッシブにプレーする笠置晴菜が5連続得点を挙げると、今野紀花が3ポイントシュートで続きリードを拡大。守ってはインテンシティの高いディフェンスでズレを作らせず、イージーシュートを許さない。こうして攻守がしっかりと噛み合ったデンソーは、木村亜美の長距離砲で締め26-14のビッグクォーターを作った。

その後もタッチが好調なデンソーは一人に得点が偏らないバランスの良いオフェンスを展開。守備でも1対1で守り切り、ゴール下まで攻め込まれてもヘルプが必ず寄ってタフショットを打たせたことで失点を最小限に留めた。こうして20点前後のセーフティリードを保ち続けたデンソーが最終スコア81-60で勝利した。

デンソーは赤穂ひまわりがチームハイの17得点を挙げ、ファトー ジャが12得点、笠置が10得点で続いた。一方、富士通はアカトー オーサリテン エブリンがゲームハイの19得点を挙げたが、2桁得点は彼女一人にと留まり、チームの3ポイントシュートも低調(28.6%)に終わり、得点が伸び悩んだ。

勝利したデンソーはこの後行われるトヨタ自動車アンテロープスvsENEOSサンフラワーズの勝者と、11日に決勝戦を戦う。