「元の自分を取り戻すために全力を尽くす」
セルティックスの昨シーズンは、ジェイソン・テイタムが大ケガを負う悪夢の出来事とともに終わった。ニックスとのカンファレンスセミファイナル第4戦、ルーズボールを追いかけたプレーで右アキレス腱を断裂。この試合を落として1勝3敗と追い詰められたセルティックスは、続く第5戦は勝利したものの第6戦を落として敗退となった。
アキレス腱断裂から復帰するには一般的に1年以上を要する。ケビン・デュラントは18カ月、クレイ・トンプソンは14カ月かかった。テイタムはすぐに手術を行い、その後はリハビリに励んでいるが、復帰のスケジュールはいまだ出ておらず、来シーズンを全休する可能性が高い。
オフに入ってからのテイタムは、地元のセントルイスでのチャリティイベントなどに姿を見せ、リハビリの動画が出回るぐらいで、公の場には出ていない。その彼がリーグのSNSでメッセージを発信した。
「リハビリのトレーニングを週6回やっているけど退屈だ。今は少し良くなって、ブーツ(装具)も外れた。良い日は必ずやって来る。そう信じて一日一日を大切に過ごしていく」とテイタムは語る。
「僕は強靭でなければいけない。ケガをして最初の6週間は人生で最もつらい6週間だった。起きたことを受け入れ、元の自分を取り戻すために全力を尽くす」