「ウォリアーズは本当に素晴らしいチーム、称えたい」
昨シーズンのカンファレンス・ファイナルに続き、今回の対決も『事実上の決勝戦』と言われたロケッツvsウォリアーズ。今回はカンファレンス・セミファイナルでの激突となり、今年は第6戦でウォリアーズがシリーズ勝ち上がりを決めた。
ウォリアーズに負けないチームは作れたはずのロケッツだが、その挑戦はここで終わることに。エースのジェームズ・ハーデンは、「戦い続けたチームを誇りに思う」と語るとともに、潔く負けを認めた。「この前の試合もそうだし、今日もそう。自分たちでチャンスを逃してしまった。チャンスを生かせなければ負けてしまう。ウォリアーズは本当に素晴らしいチーム。この4年間ずっとNBAファイナルに勝ち進んでいる。彼らを称えたい。そして自分たちはもっとレベルアップし続けなければ」
ハーデン個人は、今シーズンもMVP級の大活躍だった。レギュラーシーズンではキャリア最高となる1試合平均36.1得点を記録し、2年連続の得点王に輝いた。しかしチームは開幕ダッシュに失敗し、一時は西カンファレンス下位に低迷した。後半戦はハーデンの神がかり的なパフォーマンスで追い上げ、4位でプレーオフに進出したが、ホームコート・アドバンテージを得られたのはファーストラウンドのみ。消耗戦でもあるプレーオフで、このマイナスは痛い。
ハーデンも、開幕ダッシュの失敗を悔やむ。「ホームコート・アドバンテージがないと難しい。来シーズンはもっと良い形でシーズンに入らないといけない。最高のチャンスを得るためにも、第1シードを取らないといけない」
チームの課題については、「何をすべきかは分かっている」とだけ語ったハーデン。今年の結果が頭から消えることはないだろうが、しっかり充電し、来シーズンに臨んでもらいたい。