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「彼を称えるべき」と、べバリーも脱帽
第2戦で31点のリードを守りきれなかったウォリアーズは、試合開始から気合が入っていた。そんなチームを引っ張ったのは、ドレイモンド・グリーンが「スーパーアグレッシブだった」と形容したケビン・デュラントだった。
試合開始から5本のフィールドゴールを連続成功させたデュラントが攻撃のリズムを作ると、ウォリアーズは早速22-9のランでクリッパーズを圧倒し、完全に試合を掌握した。王者が第2戦と同じ轍を踏むわけがなく、その後も終始コントロールし、132-105で勝利した。
38得点7アシストを記録したデュラントは「コーチ(スティーブ・カー)が自分用のプレーをセットしてくれて、それで試合のトーンが決まった。ポストアップ、ドリブルハンドオフからのプレーで相手のディフェンスにプレッシャーをかけられた。今朝チームで話していたことでもあったんだ。相手のやり方を意識してプレーしようってね。ダブルチームを仕掛けてきたら、チームメートも動いて対応してくれた。一言で言えば、これまでよりも落ち着いてやれたということ」と、試合を総括した。
第1戦からデュラントと激しいマッチアップを繰り広げているパトリック・べバリーも、この日のデュラントにはお手上げ状態。潔く負けを認め、デュラントを称えた。
「彼はすごくアグレッシブだった。これまでよりも自分を相手にポストアップを仕掛けてきたしね。アグレッシブにくるのはわかっていた。序盤に何度かプレーを決められてしまってからは、きっと彼にとってバスケットが大きく見るような感覚になったのだと思う。自分は、ポジショニングの部分でもっと良いプレーをしないといけない。ただ、シュートを決めた彼を称えるべき」