ジョエル・エンビード

写真=Getty Images

双方のチームの選手が40得点15リバウンド5アシスト以上

3月17日のセブンティシクサーズ対バックスの一戦で、NBA史上4例目となる超絶パフォーマンスが見られた。

試合はシクサーズが130-125で勝利し、2年連続のプレーオフ進出を確定させたのだが、試合結果よりも話題になったのは、ジョエル・エンビードとヤニス・アデトクンボが残したスタッツだ。

エンビードは40得点15リバウンド6アシスト3スティールで勝利に貢献。対するバックスのアデトクンボは、キャリアハイの52得点に加えて16リバウンド7アシストという凄まじいスタッツを記録した。両チームの選手が40得点15リバウンド5アシスト以上を記録したのは史上4例目で、最後に同様のスタッツが記録された試合は、1965年11月30日に行われたシクサーズ対ブレッツ(現ウィザーズ)で、ウィルト・チェンバレン(41得点33リバウンド5アシスト)とベイリー・ハウエル(40得点18リバウンド7アシスト)が達成して以来。その他の2例は、1961年2月9日に行われたホークス対レイカーズでのボブ・ペティットとエルジン・ベイラー、1961年11月15日に行われたロイヤルズ(現キングス)対ウォリアーズでのオスカー・ロバートソンとチェンバレンしかない。

アデトクンボは、前半こそ17得点に抑えられたが、後半に35得点を記録。エンビードの守備について「彼はタフな選手。素晴らしいディフェンダーだよ。彼に向かっていくのは、困難な道も同然」とコメントした。そのエンビードは「前半は上手く彼(アデトクンボ)を抑えられたけれど、後半は乗せてしまった。彼を相手にガードするのはタフだよ」と語った。

アデトクンボは24歳、エンビードは25歳の誕生日を迎えたばかりと若く、大きなケガがなければ彼らのNBAキャリアはまだ何年も残されている。これから全盛期を迎える2人ならば、今後の対戦でも歴史に残るスタッツを記録する可能性は高い。