ホワイトとのコンビ名『The Stock Exchange』については「良いと思うよ」
現在セルティックスは、45勝12敗でイースタンカンファレンスの首位に立っている。この好成績の原動力として、リーグ随一の万能性を備えたフロントコート陣(ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、クリスタプス・ポルジンギス)が最もスポットライトを浴びている。だが、当然のように彼ら3人以外の高い貢献もあってこその快進撃だ。
今のセルティックスは、オフェンスだけでなくディフェンスもリーグ上位の成績と攻守にスキがない。特にドリュー・ホリデー、デリック・ホワイトのガード陣は、ここまでリーグ3位のディフェンスレーティングを誇るチームを支える縁の下の力持ちだ。
今シーズン開幕前にトレードでセルティックスに加入したホリデーは、昨シーズンもオールディフェンシブチームのファーストチームに選出されるなど、リーグ屈指のペリメーターディフェンダーとして確固たる地位を築いている。
ホリデーとホワイトのコンビには『The Stock Exchange』というニックネームがつけられている。Stock Exchangeとは証券取引所とのこと。2人の前から激しくプレッシャーをかけるハードワークが、株式市場のトレンドに影響を与える指標銘柄のような存在になっていることが由来で、ホワイトの父リチャードが名付け親だ。
ホリデーは、地元メディア『NBC Sports Boston』の取材でこのニックネームについて聞かれると「僕とDホワイトに関するモノとしていいと思うよ」と気に入っている様子。そして、「特にディフェンス面において、彼には時々驚かされるよ」とホワイトの堅守をたたえた。
「この前のニックス戦、僕はジェイレン・ブランソンをブロックして、すぐにDホワイトを見たんだ。何故なら、これは彼が普段やっていることだからね。彼は常にスクリーンをかけられた後でも、マークした選手を追いかけてブロックなどをしている。だから、あの時は『俺も同じようなことができるぜ、兄弟!!』って感じだった」
ちなみに、ここまでホワイトは1試合平均1.2ブロックを記録しており、これはガードの選手としてはリーグトップの数字だ。また、ここまでの出場時間における得失点差のプラスマイナスがリーグ最多の+452であることが、彼の存在の大きさを物語っている。
ここまでのホワイトは平均15.8得点、4.8アシスト、3.9リバウンド、1.2ブロック、1.0スティールと攻守で躍動している。だが、このスタッツ以上の貢献度を見せていることも間違いない。